帝京高校吹奏楽部〜Teikyo Jazz Orchestra Swinging Honey Bees〜

第26回スチューデントサマージャズフェスティバル2017

演奏後はみんな晴れやかな表情です。

8月9日、昭和音楽大学テアトロジーリオショウワにて行われた、第26回スチューデントサマージャズフェスティバル2017に出場しました。
冬の大会同様に担当させていただいたサウンドチェックでは、私たち3年生が1年生の時に演奏した懐かしの曲を演奏しました。本番前ながら、入部したばかり頃を思い出し、感慨深くなりました。そのおかげか、肩の力が抜け、他バンドの演奏も落ち着いて聴くことができました。

今回、演奏した二曲。実はたくさんの困難がありました。まず、1曲目の『Barnburner』。この曲は大部分がソロのパートで占めています。そのため、ソリスト一人一人にかかるプレッシャーはとても大きかったと思います。中には入部してわずか4ヶ月の1年生もいました。ソリスト達が苦しむ中、お互いにフォローし合い、かつ自分の技術を向上させることは、決して簡単ではありませんでした。
そして、2曲目に演奏した『Lemon Juice』。これは、今まで挑戦したことのないファンクというジャンルの曲でした。私の所属するリズムセクションは、このファンクにとても悩まされました。いろいろな音源をひたすら聴き、先生方の力を借りながら、たくさん研究しました。私自身も曲中にドラムソロがあり、慣れないファンクとソロの板挟みに合いながら試行錯誤を重ねました。リズムセクションだけでなく、ソリストや管楽器だけになる場面など、この曲にはたくさんの壁があり、メンバー全員がそれぞれ悩み、ひたすら練習を繰り返しました。
そういった困難の中、お互いを励まし合いながら乗り越え、やっと2曲を形にすることができました。笑いあり涙あり、たくさんの思い出が詰まった12分間は、一生忘れることはありません。

そんな今までの努力が実り、私たちは4つの「優秀プレイヤー賞」と2つの「優秀セクション賞」「JAJE理事長賞」「最優秀賞」合計8つの賞を受賞することができました。賞を取れたことはもちろん、メンバー全員で最高のパフォーマンスができたことが何よりも嬉しかったです。

私たち3年生は多くがこの大会で仮引退となります。これから待ち受ける受験という壁をしっかり乗り越え、また定期演奏会で全員で演奏できるよう、頑張りたいと思います。私たちのいない間、後輩たちには、より良いバンドを築き、今度は自分達がバンドの中心として活躍して行ってくれることを期待しています。

最後になりますが、ここまで私たちを導いてくださった先生方、毎日温かく見守ってくださった父兄の皆様、そして、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします!

3年 Dr さやもん

帝京高校演奏曲目

1.Barnburner
2.Lemon Juice

今回帝京がサウンドチェック担当でした。
先生方が見守る中、ドラムのチェックを入念に行っています。
こちらはトランペット。マイクチェックにジャズ基礎を吹きました。
ソロマイクのサウンドチェックも欠かせません。セントトーマスにてサウンドチェック。
管楽器にもマイクが立ちます。
トロンボーンパート。
この笑顔がいつもバンドメンバーを安心させます。
いよいよ夏のSJF!3年生はこの本番で仮引退。
昭和音楽大学の学食にてしっかりお昼をいただきました。
そしていよいよ本番。あっという間の演奏でした。
やりきった3年生。笑顔がまぶしいです。
そして、発表。歓喜あまって写真もブレ気味です。
泣いてるんだか笑っているんだがわからない位、嬉しさがこみあげます。
冬のSJFで撮った場所と同じ場所で喜びの1枚。みなさん応援ありがとうございました!
番外編1:SJF前日。一足先に仮引退した部員からのメッセージ。確かに受け取りました。
番外編2:今回降り番で演奏しない部員から演奏するメンバーへ。メッセージ付きの「キットカット」のプレゼント。
番外編3:次の日はメンテナンスとお疲れ様会。ご褒美にピザをみんなで食べました。