帝京高校吹奏楽部〜Teikyo Jazz Orchestra Swinging Honey Bees〜

千尋先生による初めてのジャズ講座

いつもの分奏室、教室にて新入部員を集め千尋先生より講義をしていただきました。みんな真剣なまなざしで話を聴きメモを取っております。 千尋先生ありがとうございました。

5月9日、新入部員にむけて千尋俊彦先生のジャズ講座が開かれました。このレッスンを受けて学んだことが多くありました。
一つ目はジャズと吹奏楽の大きな違いです。私は中学の頃、3年間トロンボーンを担当していました。吹奏楽の吹き方は、余韻をあえて残させるような吹き方でした。一方ジャズは、スパッと音を切るような、吹奏楽とは正反対の吹き方でした。これを知ったとき、直すのがとても大変だと思ったので、これから努力していきたいです。
二つ目は、ジャズと吹奏楽の音の表現の違いです。中学の頃のソロはお手本があり、いかに譜面通りに上手く吹くかが重要となっていました。しかし、ソロには「アドリブソロ」もあるということを千尋先生の話を聞き初めて知りました。アドリブは「楽譜を見てから考える。」と千尋先生はお話して下さいました。たとえうまくなかったとしても、自分の気持ちを伝えることが大事ということを学びました。

話が変わってしまいますが、私は帝京高校のジャズがとてもかっこいいと思い帝京高校に入学を決めました。
中学生の頃、帝京高校のオープンスクール、西東京ジャズフェスティバル、定期演奏会などの演奏会を聴きに行きました。私が毎回見ていて気付いたことは、ソリストが前に出てきたとき、ベースの人とアイコンタクトをとっていて、とてもリラックスした状態でソロを吹いていることです。仲間と一つの音楽を作っていくのに大事なのは「チームワーク」と千尋先生がおっしゃっていてまさにこのことなのだなと思いました。チームワークがあるからこそ息の合ったかっこいい大人なジャズが吹けるのだと分かりました。

帝京の吹奏楽部の先輩方は何故にあんなに上手なのか。
私がそう疑問に思ったとき、千尋先生がおっしゃったのは「とにかくいろんな演奏を聴く。」ということでした。いろんな人のジャズを聴いて真似ていくことが大事だということが分かったので、これからもJJジョーソンや有名なジャズミュージシャンの音を参考にして勉強したいと思いました。

最後になりますが、私が千尋先生の話を聞いて一番驚いたことがあります。
それは、ジャズはトロンボーンとサックスが上手かで、そのビッグバンドの演奏が上手かどうか聴き分けられるということです。とても驚きました。それほどトロンボーンのパートは重要ということが分かったので、パート内でも積極的に千尋先生から学んだことを含め、努力していきたいと思います。
千尋先生、今回私たちにジャズ講座を開いて下さりありがとうございました。

Report:1年Tb バンドマスターすあま